豊田市自然観察の森

Toyota City Nature Sanctuary (tel:0565-88-1310)

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投稿日: 2022年2月1日 投稿者: toyota-ns

2月ニホンアカガエル

カテゴリー: 2月スライド用

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〈開館時間〉
9:00-17:30(4-9月)
9:00-16:30(10-3月)
〈休館日〉
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)、年末年始(12/28-1/4)

tokai.ramsar.2012

愛知県のラムサール条約登録湿地、東海丘陵湧水湿地群の公式アカウントです。普段は非公開の湿地の様子をゆるくお伝えしていきます。

今日は写真が4枚あります。 昨夜の雪 今日は写真が4枚あります。
昨夜の雪で一面……は言い過ぎにしても、六割ほどの雪化粧だった上高湿地。動物たちの足跡が、あちこちに残っていました。写真は、わかりやすいよう、足跡の部分にピンクで網掛けしています。
特徴的でわかりやすいニホンノウサギ(1枚目)。タヌキ(2枚目)は、ノイヌ? ノネコ? キツネ? と長考の末の同定。ホンドテン(3枚目)はさまざまな歩行パターンがあり、形状や大きさで判断できるものの、本当にあってるんだろうか、と悩ませてくれます。
特にタヌキは、本当にたくさんの足跡があり、朝の作業や昼間の調査ではわからない、夜の森の姿を垣間見たような気がしました。
日光がよくあたる、すでに雪が解けた場所では、ルリビタキ(4枚目)が落ち葉のすき間をのぞいて、食べ物を探していました。
湿地の中は、草刈りで刈り残しておいたリンドウの実、残りわずかとなったヘビノボラズの実、毛皮のコートを重ね着したようなシデコブシの蕾が見られました。
今日は、上高湿地へ至る林道でも、エサを探して旋回するトビ、ヨシやセイタカアワダチソウの種子を食べるベニマシコが観察でき、寒さのなかで生きる動物たちのパワーを感じました。

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冷たい風が吹きつけ、真っ黒い雲が流れてくるとパラパラとみぞれが落ちてくる、そんなきびしい矢並湿地でした。
枯れ野の中に実った植物の実を探しながら歩いていると、突然、カケスがあちこちでにぎやかに鳴きだしました。いったい何が、と思い顔をあげて待ってみたところ、かなり低いところから、ノスリがあらわれ、低い位置のままで旋回をはじめました。
そこへ、高い木の梢から飛び出した一羽のカケスが向かっていきます。ノスリvs.カラスはたびたび見かけますが、カケスなんて初めて見たな、からだの大きさが全然違うのに、とどきどきしながら見守っていると、ノスリが向きを変えてカケスの方を向いた途端、ぱっと身をひるがえして、カケスは再び山の中へ。追い払うつもりだったんじゃないの? と肩すかしを食わされたような気持になっているうちに、ノスリは高度を上げて遠ざかっていき、しばらくはカケスだけがにぎやかに鳴いていました。
 推測の通りカケスがノスリを追い払おうとしたのか、それとも何か他のトラブルか、わかりませんが、どちらにしろあまり見ないように感じる組み合わせでした。
 さて、今日も望遠レンズは携行していましたが、そのような時にレンズ交換もできず、やはりマクロレンズでの撮影となりました。下から見上げると全体的に白さが目立ち、ずんぐりむっくりとした体形のノスリは、タカの中ではかわいらしい印象です。
 2枚目は、今日の一面枯れ草色の湿地の中でよく目立っていた、ヘビノボラズの実です。
 毎年長く残っているヘビノボラズの実ですが、真冬になり、他の木の実をほとんど見かけない頃になると、やっと小鳥が食べにくる、ように思います。今季はまだまだ、残っているようです。

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令和五年になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年10月にご紹介しました恩真寺湿地のコウヤボウキの実がよく熟しました。純白の冠毛が放射状にひろがった繊細な様子は、花とはまた違った風情で美しいです。
葉がすっかり落ち、すっと伸びた細い枝が目立ちます。コウヤボウキの名は、漢字で書くと高野箒。竹など、商品価値のある植物の栽培が禁じられている高野山では、このコウヤボウキの弾力のある細い枝を束ねてほうきを作ったことからきているそうです。
コウヤボウキ製ほうきの歴史は古く、正倉院の宝物である、子日目利箒(ねのひのめどきぼうき)という皇后が祭祀で使ったとされるほうきも、このコウヤボウキの枝でできています。
花言葉の「働き者」は、ほうきのイメージから来ているのでしょうか。
ところで、昨年末は何度も鳥をマクロレンズで撮影しましたので、今日は望遠ズームレンズも携行しました。
すると、……(なんだか、そんな予感もしていました)今日は鳥の気配がほとんどありません。
途中、アオバトらしき鳥が間近から飛び立ちましたが、暗い林の中で姿はよく見えず、鳴き声もしませんでした。
あきらめず、次回も携行しようと思います。

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雪雲のような厚い雲が頭上をどんどん流れていった今日の上高湿地。風が吹くたび、耳や指先がじんとするほど冷たくなりました。
湿地は一面枯れ野になり、花らしい花はもう見られませんが、草の実木の実はたくさんあります。
湿地の中はサワヒヨドリやキセルアザミの綿毛が太陽にぴかぴか光ってきれいです。
キッコウハグマ、ススキ、メリケンカルカヤ、シラヤマギク、コウヤボウキ、テイカカズラなどなど、綿毛をつける木の実草の実は多く、強い風に乗って飛んでいくのを、あれは何の綿毛だろうと予想しながら見送るのも楽しみです。
綿毛のついた実のほかにも、朝の保全作業では、枯れ草を刈り出すとその下から、フユイチゴのオレンジ色の実(子どもたちはイクラに似ていると言います)、ヤブコウジの赤い実、ヒメヤブランの黒い実が顔を出し、にこにこしてしまいました。
他に今日めだっていたのは、写真一枚目、ミズギボウシの実です。
夏の終わりごろに清楚な薄紫の花を咲かせるミズギボウシは、秋の終わりに蒴果が割れ、中から黒い種子があらわれます。翼(よく)がついた種子が一列にきちんと並んでいる様子を見ると、私はいつも鳥の羽根を連想してしまうのですが、みなさまはいかがでしょうか。トウカイコモウセンゴケの湿地の、斜面の上の方にたくさん実っていました。
写真二枚目は、ため池にやってきていたオオバンです。
普通は、冬は群れを作って過ごすはずなのですが、この池には昨年も、今年も、一羽だけやって来ています。
ミズギボウシの種子がこのオオバンの羽根のように見えるなあと思い、またしても植物撮影用のマクロレンズで撮影しました。

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ハシブトガラスのけたたましい声に迎えられた矢並湿地。
今日はなにか鳥のおまつりだったのでしょうか、普段の湿地では鳥類の記録はそれほど多くはないのに、カラスに続いて、ジョウビタキ、ソウシチョウ、コゲラ、ヤマガラ、ウグイス、ルリビタキ、メジロ、と2時間ほどの調査の間、常になにかの鳥の声が途切れず聞こえていました。
日常ならば聞き流すこともできるのですが、調査中は生きものの気配を聞き逃さないように神経をとがらせていて、聞こえる音をうまく取捨選択できません。耳から入ってくる情報量にすっかり目が回ってしまい、記録するべき植物が生えている場所を通り過ぎてしまって引き返すことを何度も繰り返すはめになりました。
茶色の実をたくさんつけたヤマハゼの木には、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、メジロ、ルリビタキが集まり、特ににぎやかでした。植物の撮影用のマクロレンズで撮影したのですこし見にくいのですが、2枚目は、ヤマハゼに集まる小鳥たちの写真です。
鳥たちの声に惑わされるなか、ヤマラッキョウの、枯れ野の中で目を惹く紫に癒されました。1枚目の写真です。
ラッキョウは中国原産の野菜ですが、ヤマラッキョウは日本の在来種。ラッキョウと同じように食べられるそうですが、特有の風味はとても薄く、また鱗茎の分球もあまりないそうなので、花を楽しむのが一番よさそうです。
ほか、ウメバチソウの実が熟し始めました。日当たりのよい場所では最小の赤とんぼ(アカネ属)、ヒメアカネがまだ飛び回っていて、こちらは今月が見納めでしょうか。

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いきなり冬になりました。
湧水湿地という性質上、山の谷筋にあり、冬場はなかなか地面まで日光が届かない三湿地。
今日、恩真寺湿地周辺の冷たく湿った地面を、色だけでもあたたかく彩っていたのは、ツルアリドオシ、ヤブコウジ、ツルリンドウの3種の赤い実でした。
ツルアリドオシは6月のはじめに花が咲きます(2021年に恩真寺湿地のツルアリドオシの花をご紹介しています)。
2つ並んだ白い花は根元で萼(がく)と子房が合着していて、2つの花から1つの果実が実ります。
そのため、果実の「おへそ」、花がついていた痕が、1つの果実に2つ見られます。顔のような、豚の鼻のような、ユーモラスな、かわいらしい様子です。
地面を這う赤い実は生きものに見つかりにくいのか、初秋に熟してからかなり長い間観察することができ、年明けにも見かけることがあります。
今日撮影した実も、熟してから長く、半ば透き通っているように見えました。
ほか、名残りのウメバチソウ、カキツバタ、リンドウが、いきいきとした盛りの時期とはまた違った、侘びた風情を見せていました。
ヒメアカネ、コバネイナゴは数が減り、元気がなくなってきています。
対してにぎやかなのは、カケス、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、ソウシチョウ、ウグイス、と鳥たちの声でした。
写真2枚目はヤブコウジ。ごくごく普通種ですが、あちこちにあるのが本当にかわいらしかったです。

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9月25日にツルリンドウの花を紹介しました。
今日の上高湿地では、赤く熟したツルリンドウの実があちこちで目立ちました。
よく見ると、咲き終わった花弁が白く色が抜けてまだ残っていて、実が花冠から突き出していることがわかります。
花が咲いているときには、後に実になる子房の部分は花の中に隠れているのですが、花が終わるころになると柄が伸びて、目を惹く色の実がにゅっと出てきます。すこし青みを帯びた濃い赤の液果は、木陰にあることもあって、ときに毒々しくも感じてしまうほどでよく目立ちます。
目立つ液果である以上、種子散布は実を食べる生きものに依存していると思われます。
(人間が)実を食べることについて調べてみると、食べられない、食べられるがおいしくはない、種子が多くて食べにくい、甘い、などいろいろな情報が出てきました。残念ながら、私は採取可能な場所にあるツルリンドウを知らないので、確かめてみることができません。
リンドウ科のほかの植物は蒴果(果皮が乾いていて果肉が少なく、裂けて種子が出てくる実)をつけます。このツルリンドウ(だけ?)が液果をつけることはとても興味深いことだなあと思います。
今日はほかに、湿地の中の枯れ草の茂みにアオジが隠れていて、突然飛び立ち、何度か驚かされました。
暖かい日なたにはたくさんのコバネイナゴが集まっており、交尾中のペアや、メスの背中にとりついては蹴り落とされているオスなどが見られました。無事産卵できるでしょうか。

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今日はラリージャパン2022のレース車を横目で見つつの矢並湿地調査となりました。
湿地は今が盛りのウメバチソウと、シラタマホシクサの種子、綿毛と花が半々のキセルアザミに、立ち枯れの状態に花弁が少し残っているミカワシオガマを残して、黄金色の枯れ野になっています。
花の咲くものはほとんどが終わり、入れ替わるように、ウリカエデやカマツカ、ヘビノボラズの紅葉、タカノツメやアズキナシの黄葉が美しくなりました。
そんななか、ササやぶのかげで凛と咲いていたリンドウ。枕草子 64段(草の花は)で、秋の深まった他の花が終わった時期に鮮やかな色の花を咲かせるところが趣深い、と書かれている、まさにそのままに、花の少なくなった中ではっとするような美しい青紫でした。
リンドウと言えば源氏とかかわりの深い花です。源氏の笹竜胆(笹と竜胆の意匠ではなく、細長い竜胆の葉を笹に例えたとのこと)の家紋は「狩りに出た源頼朝に野で一人の少女がリンドウの花を捧げた。その少女がのちの北条政子である。」という由来があるそうですが、源頼朝は源氏の白旗をかかげており、笹竜胆紋を使った記録はないのだそうで、村上源氏が竜胆の紋をつかっていたのを、後の世に混同されて清和源氏でも使うようになったという説が有力であるようです。
秋の野のボーイミーツガールが真実であったのかどうかはさておき、まっすぐの強い茎と、凛とした姿、高貴な印象の青紫色は、確かに、平家物語に「容貌優美」とうたわれ、武芸に長けたといわれる頼朝のイメージと重ね合わせたくなるかもしれません。
ほか、湿地の枯れた草のあいだに、冬の鳥、アオジが何羽もとまっていました。
日の当たるところでは、コバネイナゴ、ヒメアカネ、オオアオイトトンボなど昆虫がまだまだ活動していましたが、動きは鈍くなっていました。
ミツバアケビの種子がぎゅっとつまったテンの糞が落ちていました。

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ここのところキク科の花が続きます。
恩真寺の境内にある池のほとりに、草丈5~20cmほどの小さな植物、キッコウハグマがたくさん見られます。
このキッコウハグマ、派手ではありませんが、おもしろい性質があり、植物好きのみなさまには有名です。
写真の、上がつぼみで、下が開花した状態、と言いたいところなのですが、じつは、そうではありません。
植物の中には、閉鎖花、という、一部分、または全く開かない花をもつ種があります。
普通に花弁が開く花(閉鎖花と対応して、開放花と呼ばれます)は、花弁や蜜で花粉を運んでくれる昆虫などを呼び、他の株から受粉します(開放花でも自分の花粉を受粉する種もあります)。
閉鎖花は、開かない花の中で、自分の花粉を受粉して実を作ります。
閉鎖花を作る種は、スミレの仲間、ホトケノザ、ミゾソバ(地中)、ヤブマメ(地中)などおなじみの花々に多くありますが、なかでもキッコウハグマはその花の多くが閉鎖花で、開放花をあまり見かけません。
開放花はいつ咲くかなあ、と思っているうちにフワフワとした綿毛が見え、全部閉鎖花だったのかあ、となることもしばしば。
直径1cmにも満たない小さな花ですが、暗い木陰に咲く白い開放花をみつけると、嬉しくなってしまいます。
今日は、湿地の方では、センブリとウメバチソウが花盛りでした。そろそろ終わりがけですが、ミカワシオガマもまだ見られました。
アオジ、クロジ、ホオジロと、ホオジロの仲間が3種観察できました。

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